【蔵前今昔 その1】どうして「蔵前」って地名なの!?

「蔵前」という地名の由来は、江戸時代に遡ります。元和6年(1620年)に鳥越神社の丘(鳥越山)を切り崩し、墨田川を埋め立てて造られたのが、江戸幕府の御米蔵です。

この蔵は、天領(幕府直轄の領地)から集められた米を収蔵するためのもので、それは領地を持たない旗本や御家人たちにとっての扶持米(給料)となる一方、非常備蓄米としての役割もありました。

この付近に御米蔵があったことから、元和7年(1621年)に初めて「浅草御蔵前片町」という地名が付けられました。そして、江戸時代中期以降、この御米蔵の西側にある地域を「蔵前」と呼ぶようになったのです。

「御米蔵の前にある町」→「蔵の前」→「蔵前」というわけです。

[次回は「蔵前神社」の予定です]

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